12月25日放送の「世界!日本行きたい人応援団」でアメリカのドンさんという人が日本の鐘が大好きでニッポンにご招待されました。
この番組を見ていていつも思うのですが、日本大好きなので、本当によく知っているのですよね。日本人の私が、へーそうなんだ!と思うことがたくさんあります。
この日の放送は、富山県高岡市の老子(おいご)製作所を訪ねました。
鋳物の街として栄えた、富山県高岡市は胴鋳物の生産日本一で、銅像の9割、鐘づくり7割を誇る街です。
老子製作所は、広島の平和の鐘、京都の西本願寺、成田山新勝寺、ニューヨーク国連本部の平和の鐘などを作りました。そこで鐘の作る様子を見学しました。
日本三名鐘というのがあるそうです。
一流の優れた文章が刻み込まれた 「銘の神護寺」
優美の形と模様が目をひく 「姿の平等院」
唯一無二の美しい音色を持つ 「音の三井寺」
鐘の歴史は古く、1400年前の飛鳥時代に仏教の伝来とともに中国から伝わりました。
日本の鐘は鳴った後の長い余韻とうねりが最大の特徴なのだそうです。
日本独自に発達したのがその長い余韻です。
長い余韻の秘密は下に向かって肉厚になる鐘胴です。
鐘を突いたとき薄い部分がたわみ、その反動で下の厚みが揺れ、長く余韻とうなりをうむのです。姿かたちが重要なのです。
神護寺の鐘 |
平等院の鐘 |
三井寺の鐘 |
ドンさんはずっと、生で聴いてみたかった、三井寺の鐘、その鐘をつかせてもらい、その音色に「心にしみる」と涙を浮かべていました。
日本人が鐘の存在を最も身近に感じるのは、除夜の鐘ですね。
欲望や怒りと言った108つの煩悩を鐘を打ち鳴らすことで清め、新年に備えてきました。
それでは、良いお年をお迎えくださいませ。
最後までお読みいただき有難うございました。
教室ホームページ 生徒さんの声2
名古屋市港区/南区/ピアノ教室/エレクトーン教室/声楽/ソルフェージュ/ヴォイス・トレーニング/音楽教室/個人レッスン/幼児から大人まで/一人ひとりにあわせたレッスン/ヤマハグレード対応/クラシックからポピュラーまで指導致します。
0 件のコメント:
コメントを投稿