2017年12月31日日曜日

日本三名鐘

こんにちは。ひとみ音楽教室の村瀬ひとみです。お越しいただきありがとうございます。

12月25日放送の「世界!日本行きたい人応援団」でアメリカのドンさんという人が日本の鐘が大好きでニッポンにご招待されました。

この番組を見ていていつも思うのですが、日本大好きなので、本当によく知っているのですよね。日本人の私が、へーそうなんだ!と思うことがたくさんあります。

この日の放送は、富山県高岡市の老子(おいご)製作所を訪ねました。
鋳物の街として栄えた、富山県高岡市は胴鋳物の生産日本一で、銅像の9割、鐘づくり7割を誇る街です。
老子製作所は、広島の平和の鐘、京都の西本願寺、成田山新勝寺、ニューヨーク国連本部の平和の鐘などを作りました。そこで鐘の作る様子を見学しました。


日本三名鐘というのがあるそうです。

一流の優れた文章が刻み込まれた 「銘の神護寺」
優美の形と模様が目をひく    「姿の平等院」
唯一無二の美しい音色を持つ   「音の三井寺」


鐘の歴史は古く、1400年前の飛鳥時代に仏教の伝来とともに中国から伝わりました。
日本の鐘は鳴った後の長い余韻とうねりが最大の特徴なのだそうです。
日本独自に発達したのがその長い余韻です。

長い余韻の秘密は下に向かって肉厚になる鐘胴です。
鐘を突いたとき薄い部分がたわみ、その反動で下の厚みが揺れ、長く余韻とうなりをうむのです。姿かたちが重要なのです。

 
 
 


神護寺の鐘


平等院の鐘



三井寺の鐘


ドンさんはずっと、生で聴いてみたかった、三井寺の鐘、その鐘をつかせてもらい、その音色に「心にしみる」と涙を浮かべていました。

 日本人が鐘の存在を最も身近に感じるのは、除夜の鐘ですね。
欲望や怒りと言った108つの煩悩を鐘を打ち鳴らすことで清め、新年に備えてきました。

それでは、良いお年をお迎えくださいませ。


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2017年12月30日土曜日

浜松市楽器博物館 No.28 ヨーロッパの楽器 スライドトランペット ビューグル コルネット バス・サクソルン ダブル・フラジョレット

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「ヨーロッパのエリア」



左上ふたつはスライド・トランペット 左下ふたつはキー・ビューグル
真ん中と右下はナチュラル・ホルン 右上はナチュラル・トランペット
スライドトランペット
管の一部をスライド式に伸縮させて変音できるトランペットです。
15世紀ごろからみられ、構造にはいくつかのタイプがあります。
奏者側のU字部分にスライドがあり、手前に引いて管長を伸ばします。スライドはバネ仕掛けで自動的に元の位置に戻ります。
イギリスで普及し、バルブ装置が発達する19世紀まで使用されました。

ナチュラルホルン
19世紀前半までは、バルブを持たず、自然倍音のみを発音できるナチュラルホルンが用いられました。この楽器は普通の状態では自由に半音階を演奏することが出来ません。ベルの中に右手の位置を変えることにより、半音階を演奏します。

 →ナチュラルホルン 右手の動きに注目


ビューグル
単純な構造の金管楽器で、小型でバルブを持たないナチュラル・ホルンの一種です。
管に息を吹き込み、管内の空気柱の振動によって音を発生させます。



右上小さいの ビューグル  その他は皆 コルネット
コルネット
金管楽器の一種です。コルノはイタリア語で角笛、ホルンの意味を持ち少しという意味のエットを付加したものが語源です。
19世紀に発明されたピストンパルプをつけた「コルネット・ア・ピストン」(ピストン付きコルネット)から急速に開発が進みました。1845年にアドルフ・サックスがサクソルンの特許を取得して、コルネットはサクソルン属の高音楽器として位置づけられるようになりました。

バス・サクソルン

サクソルン
1843年ごろベルギーの管楽器作者アドルフ・サックスが考案した一連の金管楽器です。円錐状の管をもち、3つのピストン式の弁(バルブ)を持ちます。
サクソルンを含め、サクソルンから派生した楽器をサクソルン属と呼びます。


ダブル・フラジョレット

フラジョレットは、木管楽器です。
ダブル・フラジョレットは複管楽器で一人で二つ以上の音を出せるように考案されました。トリプル・フラジョレットもあります。





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2017年12月29日金曜日

浜松市楽器博物館 No.27 ヨーロッパの楽器 ハルダンゲル・フィドル リラ・ギター シターン 鍵盤付きイングリッシュギター

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「ヨーロッパのエリア」

船型胴ヴァイオリン
本当に船の形をしています。面白いですね。

ハルダンゲル・フィドル(ノルウェー)
ハルダンゲル・フィドル(ハーディングフェーレ)
ノルウェーの民族楽器です。ヴァイオリンよりやや小型の擦弦楽器で、4本の演奏弦に加えて駒の下部に4~5本の共鳴弦が張られているのが特徴です。
指板や楽器の側面、縁取りなどに花模様や真珠貝での象嵌細工(ぞうがんざいく)が施されています。

 →ハルダンゲル・フィドル



右 リラ・ギター
リラ・ギター
1800年代にフランスで考案されヨーロッパ全域に広まりました。
名前の通りリラとギターを合体させたような弦楽器です。

 →リラ・ギター


左 バス・シターン 右4つとも イングリッシュ・ギター
シターン
南ヨーロッパ起源で、洋梨型の胴、平らな裏板、鎌型の糸蔵が特徴の古楽器です。
中世~19世紀にかけて、リュートより演奏が容易なことなどから普及しました。
特にイギリスで16世紀~18世紀に流行し、イングリッシュ・ギターと呼ばれます。
女声が指を傷めないようにと鍵盤装置付も考案されました。

打弦鍵盤付きイングリッシュギター

鍵盤付きイングリッシュギター演奏の様子

 →打弦鍵盤付きイングリッシュギター 5:40あたりから


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2017年12月28日木曜日

浜松市楽器博物館 No.26 ヨーロッパの楽器 ハープ ハープ・リュート ハープギター

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「ヨーロッパのエリア」

ハープ
ハープ
共鳴胴から腕木に弦を斜めに張り、開放弦で演奏するものがハープです。構造上、
・弓型(胴と腕木が弓状につながる)
・角型(胴と腕木が角度を作る)
・枠型(胴と腕木の間に支柱がある)
の3種に大別します。紀元前3000年頃エジプトなどに存在していました。
ヨーロッパでは、7世紀ごろから見られ、枠型が主流。中世には吟遊詩人により広域に普及し、枠の形状は多様です。17世紀から変音装置(フックで弦をひっかけて長さを変え半音あげる)の工夫と改良が進み、手動式やペダル式を経て、1810年エラールがダブル・アクション・ペダル方式を完成させました。2つのフルシェット(鍵付きの円盤)で弦長を2段に変えて半音を出す機構で今日も使用されています。
名称は古代スカンジナビア語のハルポン(かきならす)に由来します。

 →ハープ


ハープ・リュート

 →ハープリュート


ハープギター

ハープ・ギター/ハープ・リュート
18世紀末~19世紀初めにイギリスで考案、制作された一連の変種ギターです。
ハープ、ギター、リュートの外観や構造を組み合わせたもので、形態は多様です。上流階級の婦女子に一時流行しました。ハープ・リュートと総称できますが、個別に商品名を持ちます。例
・ハープ・ギター
・ハープ・リュート・ギター
・ディタル・ハープ
・インペリアルハープ・リュート

 →ディタル・ハープ




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2017年12月27日水曜日

浜松市楽器博物館 No.25 ヨーロッパの楽器 ニッケルハルパ ハーディガーディ

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「ヨーロッパのエリア」

ニッケルハルパ

ニッケルハルパ 楽器の仕組み、演奏方法

ニッケルハルパは、スエーデンで古くから演奏されている楽器です。
ニッケルは鍵、ハルパはハープという意味です。
この楽器の弦は上段と下段に分かれていて上段の弦を弓でこすって音を出します。
下段の弦は共鳴弦ですので、直接弦を擦って音を出すではなく、上段の弦の振動が伝わって音がします。鍵を押すと鍵についている突起が弦を抑えて音の高さが変わります。

 →ニッケルハルパ



ハーディガーディ
ハーディガーディ
リュート型あるいはギター型の胴、弦をこする円盤、音高を変える鍵盤装置を持ちます。
2~6弦が標準で、旋律弦は普通2本で他はドローン弦。右手でハンドルを回すと円盤が回転します。左手で鍵盤を操作すると内部の木片が弦を押さえ、音高を変えます。
西アジアが起源で、ビザンチン、スペインを経て10世紀頃ヨーロッパに伝わりました。
当時は大型でオルガニストルムと呼ばれ、教会で使用されました。


ハーディガーディ

 →ハーディガーディ



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2017年12月26日火曜日

浜松市楽器博物館 No.24 ヨーロッパの楽器 リュート キタローネ チター バラライカ

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「ヨーロッパのエリア」

一番左 リュート 隣 リラ・マンドリン 上の絵「リュートを弾く天使」絵の隣 マンドリン
中央長い楽器 キタローネ その上小さいの バンドゥリーナ その右 ナポリタン・マンドリン 
右下 バラライカ
リュートは撥弦楽器です。主にバロック期にかけてヨーロッパで用いられた古楽器群の総称です。ひとまとめにしてリュート属と呼ばれるこれらの楽器群には時代や目的によってさまざまな形態のものがあります。
マンドリンは撥弦楽器です。持続音が出せないので持続音を模したトレモロ奏法が使われます。


キタローネ
キタローネは、ヨーロッパ、バロック時代のイタリアを中心に活躍した古楽器です。
リュートから派生した楽器で、テオルボというのがありますが、それは、リュートより大きく長いネックです。そして、もっと長いネックを持つものを、キタローネと呼ぶようです。


チター

チター
ヨーロッパのアルプス山脈を頂く国々、ドイツ、スイス、オーストリア、そして北イタリアのチロル地方で150年以上前から弾かれてきた民族楽器です。
木製の共鳴する箱の上に弦を張って、指ではじいて弾きます。
世界中のこのような楽器を「チター属」といい、日本の「お琴」も「チター属」になります。ピアノとほぼ同じ音域を持ち、楽譜もピアノと同じくメロディと伴奏を2段に書きます。音階はクロマチック(半音階)で演奏できるのであらゆる「調」の演奏に対応できます。5本のメロディー弦と30本以上の伴奏弦から成り、メロディー弦は指盤を左手の指でおさえ、右手の指にはめた金属の爪(リング)ではじいて弾きます。
伴奏は右手の残った指で弾きます。
1950年頃イギリスの映画「第3の男」の全編で流れる音楽がチターで演奏されて、この楽器が世界中に有名になりました。

→チター演奏


バラライカ
バラライカは、ロシア、ウクライナ、ベロルシアの代表的弦楽器です。
三角形の胴が特徴で、こんにちでは、3弦が標準です。
独奏、合奏、歌の伴奏に使用します。胴が三角形なのは、作りやすいからだそうです。






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2017年12月25日月曜日

浜松市楽器博物館 No.23 ヨーロッパの楽器 カリヨン ティンパニ ブック型リーガル

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「ヨーロッパのエリア」

カリヨン
カリヨン
複数のベルを組み合わせたものです。
容器状の固い材質の器体を鳴らすものをベルといい、材質は多様です。
東洋では紀元前10世紀以前から、ヨーロッパでは古代ギリシャに紀元前8世紀から存在します。6世紀から教会で合図に使用され、以後広まりました。

ティンパニ

ティンパニは打楽器です。
構造はとてもシンプルで、鍋型の胴体に皮膜を張り、それをバチで叩きます。
バチで叩かれた皮膜が振動して、それが胴体に伝わって共鳴することで音を発します。
ヘッドの張り具合を調節することで音程を変え、正確にドレミの音を出し分けられる有音程打楽器です。
ティンパニの起源は古く、紀元前2000年も前のものが、ティンパニと思われる太鼓を刻んだプレートが見つかりました。古代ギリシャ人たちの楽器はティンパノンと呼ばれており、のちのティンパニの語源と思われます。しかし、現在のティンパニの直接的先祖は、オスマントルコ帝国などアラブ世界の軍楽隊の太鼓で、15世紀にヨーロッパへ伝えられたと考えられています。




ブック型リーガル


リーガル
15~17世紀にヨーロッパで使われた携帯用の小型オルガン。リードで発音する管長の短いパイプのみをもち、2個の手動ふいごで風を送ります。教会の他、劇場や舞踏会などでも用いられました。これはブック型のリーガル
アコーディオンの仲間でふいご有りの鍵盤式です。




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2017年12月24日日曜日

浜松市楽器博物館 No.22 ヨーロッパの楽器 ナチュラルホルン ダブルベル・ユーフォニウム フルート

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「ヨーロッパのエリア」

ナチュラルホルン
ホルン
狭義にはフレンチ・ホルンを指し、広義には角笛系(円錐管)の吹奏楽器全般を指します。紀元前からの歴史を持ちます。元来は生活の様々な場面で信号や合図に使用され、特に狩猟には盛んに利用されました。フランスでは17世紀に管を円錐状に巻いた狩猟ホルンが発達、これが今日のホルンの祖先です。変音装置のないものをナチュラルホルンと呼びます。



ダブルベル・ユーフォニウム(ダブルベル・ユーフォニアム)
ダブルベル・ユーフォニウムは、音色の違うもう一つのベルが取り付けてあるユーフォニウムです。大きいベルはユーフォニウムの音で、小さいベルはトロンボーンに似た音です。ふたつ同時には、使いません。1900年の初めごろ、スーザのバンドでダブルベル・ユーフォニウムは盛んに使われています。

→ダブルベル・ユーフォニウム



フルート

フルートは、木管楽器でリードを使わない横笛です。
今日では一般にフルートというと、銀色または金色の金属製の筒に複雑なキー装置を備えた横笛、つまりコンサート・フルートを指しますが、古くは広く笛一般を指しました。
かつてはもっぱら木で作られていましたが、のちに出現した金属製が現在では主流となっています。しかし、フルートは唇の振動を用いないエアリード式の楽器なので、金属で出来ていても木管楽器に分類されます。




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2017年12月23日土曜日

浜松市楽器博物館 No.21 ヨーロッパの楽器 ストロー・ヴァイオリン テナー・トロンボーン オフィクレイド ラッシャン・バスーン

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「ヨーロッパのエリア」

ストロー・ヴァイオリン

ストロー・ヴァイオリンとは、ラッパ付きのヴァイオリンです。
まだ高機能な録音機器が無かった時代に、蓄音機に録音するのに大きな音で指向性の強い楽器が必要でした。そこで、このストローヴァイオリンの登場となるわけです。音はラッパの部分から出ます。普通にヴァイオリンのように構えて弾きます。

 →ストロー・ヴァイオリン


テナー・トロンボーン
テナー・バルブトロンボーン
トロンボーンは金管楽器の一種で、スライド式のものとバルブ式のものがあります。
これは、アドルフ・サックスが考案したバルブ式のテナー・トロンボーンです。
凄いラッパの数ですね!

バス・オフィクレイド 右側ラッシャン・バスーン
オフィクレイド
大型低音のキー・ビューグル。U字型の形状が特徴です。1817年パリの楽器製作家アラリが考案しました。イタリア、フランスなどの軍楽隊で普及しました。チューバが現れるまではオーケストラでも使用され、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」序曲の用例があるそうです。
(ビューグルは単純な構造の金管楽器で小型でバルブを持たないナチュラルホルンの一種です。)


ラッシャン・バスーンの頭の部分ベル

ラッシャン・バスーン
フランス人音楽家 J.レジボがセルパンの改良楽器として1789年に考案しました。
持ちやすくするためにファゴットの形状と構造を採用しました。彩色した龍頭のベルを持つことが特徴です。ロシアやプロシアの軍楽隊で19世紀に普及しました。





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2017年12月22日金曜日

コンサート クリスタルボウル

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12月19日(火)映像とクリスタルボウルを使ったコンサートに行ってきました。

クリスタルボウルは「シリカ(水晶)」という粉から作られた「おひつ」のような円筒形の楽器です。ボウル1つにつき1つの音があり、7つ揃えるとドレミファソ~が出来ます。優しく叩いたり、ゆっくり縁周りをこすることで、とても長く透明感のある音が出せます。クリスタルボウルは音による癒し「サウンドヒーリング」のツールとして使われるそうです。

白や金色のボウルがありましたが、黒かったらまるでお寺の鐘みたいです(^^;)
大きいボウルは本当にお寺の鐘みたいな音がしました。
小さいボウルは高い音が出るので、透明感のある音でした。
叩いた音は、優しく響いて、やがて消えていく。(これは心地よかった)
でも縁の周りをこすると、だんだんと大きな音がしてきて、うねる音でした。(私にはうるさかった- -;)これで癒しになるのだろうか?
小さめホールでしたが、ホールなので、響きすぎるのかな?

演奏は、まるで即興のようでした。(本当はどうなのかわかりませんが)
奏者は映像を見ながら、気分で叩いたり、こすったり、しているように見えました。

楽器としては面白いかな。一曲だけ、メロディのある曲を聴かせてくれましたが、
せっかく音階があるので、もっと曲として聴きたかったかな。

クリスタルボウル



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2017年12月21日木曜日

浜松市楽器博物館 No.20 ヨーロッパの楽器 バグパイプ セルパン

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「ヨーロッパのエリア」
バグパイプ

バグパイプ
風袋にリード付きの管を取り付け、袋の中の空気を押し出して音を出す楽器の総称です。
広範囲の牧羊地域に分布しています。
袋の材質は羊・ヤギの皮、牛・馬の胃袋や膀胱などです。ヨーロッパには東方から伝わり、14~16世紀にイギリスなどで大衆に流行し、17世紀フランスでは宮廷でも好まれました。その後、各地に民族楽器や軍楽隊の楽器として残りました。


セルパン


セルパン
低音ホルンの一種で、木製の管になめし皮をまきます。6孔が標準で、その後、孔にキーが付加されました。
17~18世紀にフランスなどで広まり、教会で合唱の補助に使用されました。
イギリスやドイツでは軍楽隊にも採用されました。行進に便利なように改良された縦長型のもあります。
ヘンデルの「水上の音楽」などにも使用例があるようです。
セルパンとはフランス語で「蛇」の意味です。

セルパン演奏の様子




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2017年12月18日月曜日

浜松市楽器博物館 No.19 アメリカ・中南米の楽器 ビリンバウ パロ・デ・ジュピア カホン

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「アメリカ・中南米のエリア」


ビリンバウ(ブラジル)

ビリンバウは、弓のような形をした、ブラジルの民族楽器です。弓型の1弦楽器で、打弦楽器の一種です。弓矢をバケタと呼ばれる棒で叩きます。共鳴器に中をくり抜いたヒョウタンを使います。ヒョウタンの孔を胸でふさいだり開いたりすることで、複雑な音を鳴らすことが出来ます。
ペドラと呼ばれる石、又はドブラウンと呼ばれるコインで、音程の調整をします。
倍音成分が多く、うねる音色が魅力的です。
また、絃を叩くバケタを持つ方の手で、カカシと呼ばれるラタン製のカゴの中に植物の種が入った楽器を持ち、一緒に演奏することも多いです。

主にブラジルのダンスのような格闘技のカポエイラで使用されます。

→カポエイラ、ビリンバウ演


パロ・デ・ジュピア(ペルー)
パロ・デ・ジュピアは、スペイン語です。英語でレインスティックと呼ばれており、雨の音がする棒という意味です。昔、枯れて乾燥したサボテンを拾ったところ、雨音のような音が聞こえたという偶然から生まれた楽器です。古代より多くの種族によって音楽や式典などに使われる楽器です。インディオの雨ごいの儀式にも使われていたそうで、名前の由来になったと考えられています。
起源はアフリカで中南米まで広く伝わったとされる楽器です。
乾燥させた筒状のサボテンの内側に多くのトゲが並んでいて、ゆすると種が当たってザザー、ザザーと響きます。

→レインスティック(パロ・デ・ジュピア)



カホン(ペルー)



カホンとはペルー発祥の打楽器(体鳴楽器)です。カホーンとも発音されます。
カホンは、楽器自体にまたがって、演奏される箱型のもの(ペルー式)と、コンガのように股に挟んで演奏されるもの(キューバ式)と、打面が木製である打楽器を指します。
通常ペルー式のカホンを指す場合が多いです。
カホンとはスペイン語で箱を意味します。
通常側面に1つだけ打面をもち、打面以外のある1つの面(多くは打面の反対側)にはサウンドホールが空けられています。
楽器の上にまたがって、がっきの打面やその縁を素手で叩いて演奏します。


→  →Pia‐no-jaC←
日本人アーティストでピアノとカホンのインストゥルメンタルユニットです。



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2017年12月15日金曜日

浜松市楽器博物館 No.18 アメリカ・中南米の楽器 ウエウエトル デポナストリ マリンバ チャランゴ

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「アメリカ・中南米のエリア」

古代より伝承されているメキシコの打楽器「ウエウエトル

ウエウエトル(メキシコ)

メキシコの「テポナストリ
アステカやマヤのインディオが使用していた神聖な打楽器です。
スリット・ドラム(割れ目太鼓)の一種です。

テポナストリ(メキシコ)

世界最大級のグアテマラのマリンバ 「マリンバ・グランデ」や
ヒョウタン共鳴器の付いた「マリンバ・デ・テコマテス」があります。

マリンバ(グアテマラ)

ベネズエラの打楽器
左からフルコ(ベネズエラ) タンボール・デ・フリア(ベネズエラ) タンボール・レドンド(ベネズエラ)


チャランゴ
16世紀頃西洋のヴィラ・デ・マノという弦楽器が入り、17世紀頃その楽器を元に、
インディオたちの間に「チャランゴ」が生まれました。
昔はアルマジロの甲羅製の胴で作られましたが、現在は木製が主流です。
ギターよりも高音部が高く、ケーナの伴奏にかかせない、フォルクローレを代表する楽器のひとつです。

一番左 アルパ 中央一番小さいのチャランゴ(南米)一番右ギタロン(メキシコ)
チャランゴ(アルマジロ甲羅製)






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