2017年11月23日木曜日

浜松市楽器博物館 No.11 オセアニアの楽器 割れ目太鼓・クンドゥ・ディジュリドゥ

 こんにちは。ひとみ音楽教室の村瀬ひとみです。お越しいただきありがとうございます。

地下に降りていくと天空ホールがあり、オセアニア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパのエリアがあります。

「オセアニアのエリア」

オセアニアの領域は、広大な太平洋に散在する小さな島々といくつかの大きな島(大陸)から成るため、その音楽形態は多様ですが、ほぼ全体に共通の特徴が顕著にみられます。限定された資源のために楽器の種類が少なく、声楽が中心です。
伝統楽器には、割れ目太鼓、水太鼓、竹筒、口琴、木琴、がらがら、砂時計型・円筒型太鼓、一絃琴、竹製縦笛横笛、オカリナ、パンパイプなどがあります。部族単位で用いられている楽器の種類は少ないです。

タムタム(ヴァヌアツの割れ目太鼓(スリットドラム))


ガラムート
(パプア・ニューギニアの割れ目太鼓

割れ目太鼓は、大小さまざまなものがあります。遠くへ信号の発信具だったり、舞踏伴奏用のリズム楽器として、使われました。
木の幹または丸太を、細い割れ目を残し内部をくうどうにくりぬいた打楽器です。表面には動物や魚、ワニ等の彫刻が施されている場合が多いです。


クンドゥ(パプア・ニューギニア)
クンドゥはパプア・ニューギニアの片面太鼓です。
細長い砂時計型のドラムで片面にトカゲの革を張っているらしいです。もう片面(底)は穴が開いています。
お祭りや情報伝達の際に使用されます。



ディジュリドゥ(オーストラリア)
ディジュリドゥはオースラリアの先住民アボリジニの金管楽器です。木製ですが、発音原理から木管ではなく金管楽器に分類されます。シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られます。実際には文献が存在しないので証明されませんが、世界最古の管楽器のひとつではないかと、言われています。主に宗教儀式やヒーリングのために演奏していたと考えられています。また、アボリジニの間では、ディジュリドゥは男性の楽器とされ、女性が演奏することはほとんどありません。

ディジュリドゥ奏者








最後までお読みいただき有難うございました。
教室ホームページ     生徒さんの声2

名古屋市港区/南区/ピアノ教室/エレクトーン教室/声楽/ソルフェージュ/ヴォイス・トレーニング/音楽教室/個人レッスン/幼児から大人まで/一人ひとりにあわせたレッスン/ヤマハグレード対応/クラシックからポピュラーまで指導致します。

0 件のコメント:

コメントを投稿